2018年12月9日(日)
 
生野区は2000人以上の在日ベトナム人が住む大阪で最大のベトナム人の居住地域となっています。その生野区で、大阪ベトナム友好協会は129日(日)にレゲッタIKUNOホールにて生野区役所が主催した多文化共生イベントの『Tatami Talk』にベトナム舞踊、フルーツカービング、アオザイファッションショーにて参加させていただきました。
 
Tatami Talkは「話して、食べて、つながろう」をテーマに、やさしい日本語をきっかけとした畳(タタミ)の上での会話体験ののち、世界の食を楽しむ「食ブース」、芸術文化を観て感じる「ステージ」、体験して感じる「体験・展示ブース」、「運動ブース」を設け、韓国・朝鮮をはじめ、中国、ベトナム、フィリピン、ネパールほか各国と日本の文化に触れることでお互いの交流が出来る楽しいイベントでした。
各国の料理は他の国の方との会話体験でもらえるシールを3枚集めると無料で食べることが出来るという面白い試みもありました。
 
ベトナム料理は新今里にあるバインミー専門店『Himawari Kafe』さんがバインミーとチェーで出店されていました。多くの日本人が列を作ってみなさんに好評でした。
 
大阪ベトナム友好協会のベトナム・フルーツカービング体験のブースでは大根や野菜を使ったカービング体験を来場の方々に無料で体験していただきました。はじめてフルーツカービングを見る方もいて皆さん興味津々で集まって来られました。日本人だけでなくTatami Talkの参加国の方々、さらにはスペインなどヨーロッパの方もカービング体験に熱心に参加していただきました。フルーツカービング体験とは別に、前日から用意したスイカやカボチャで作った花などの複雑な彫刻のカービングも展示して来場の方に楽しんでいただくことが出来ました。

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また、ベトナム舞踊の出演もさせていただき、Chúc Rượu というベトナム中部のフエの宮廷舞踊を皆さんに楽しんでいただきました。ベトナム舞踊が終わると会場中から盛大な拍手と歓声をいただき、素晴らしいパフォーマンスを来場の皆さんに堪能していただけたのではないかと思います。
 
最後は各国の民族衣装のファッションショーだったのですが、我々、大阪ベトナム友好協会は総勢24名と他の国を圧倒する人数でのアオザイファッションショーとして参加させていただきました。会場の皆様からも、若々しくひと際に鮮やかなアオザイを着た女性たちの華やかさに感動したというありがたいお言葉を多くの方からかけていただきました。他の団体ではアオザイファッションショーといえば、女性だけ呼んで出演する男性目線の団体も多いかと思いますが、大阪ベトナム友好協会では男女ペアでの出演で和やかな雰囲気で参加させていただきました。

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今回のTatami Talkに参加した各国の生野区に関係する参加者と出演者は“やさしい日本語”を介した「話して、食べて、つながろう」をテーマのもとに、何度も生野区役所で事前打ち合わせを行ない、生野区での多文化共生へ取り組んできました。通常のこういったイベントであれば役所や政府機関が主導した押し付けられたイベントになりがちですが、当事者である多国籍な参加者たちが自らがアイデアを出し合って、運営にも一緒に協力し参加していくというスタイルも他にはないことだと思います。
 
大阪ベトナム友好協会としても今後も生野区役所とともにやさしい日本語で多文化共生のお手伝いをしていきたいと思います。